音楽全般
1. 隠れた名盤 「隠れた名盤」というものが世間には多数埋もれている。 以下のこれまで約50年にわたる名盤ラインアップの一部を見てみよう。 1967 the Beatles 『sgt. pepper's lonely hearts club band』 The Velvet Underground 『 Velvet Underground & N…
植城微香(うえきそよか) New Album『#SO』ディスクレビュー *本記事は前の記事、「2023年最重要hero、植城微香(うえきそよか)爆裂レビュー」のNew Album『SO』レビューにフォーカスした抜粋記事である。 nenometal.hatenablog.com タイトルは『so』。 ワン…
2023年最重要hero、#植城微香(うえき そよか)爆裂レビュー *1 0.対バンの「殺傷力」について考える 1.植城微香のもたらすインパクト ❶Anly『Alive』 ❷新山詩織『絶対』 ❸Nakamura Emi『YAMABIKO』 2.植城微香のオリジナル・ソング Case(1);Sweet Little Demo…
2023年のエンタメを照らす太陽盤、Saika(吉田彩花)『有象夢像』爆裂ディスクレビュー 1.はじめに 2『有象夢像』ディスクレビュー 一曲目『イントロ』 二曲目『二度寝』 三曲目『まる』 四曲目『ゴール』 五曲目『いつか君にとって』 3.Overview &Further Alo…
「夢」が「リアリティ」へと変わった瞬間 ~優利香 ABCホールライブからエンタメの輝く未来を考察する Ⅰ. ABCホールライブレポート Ⅱ.The Road to Dream scene1「優利香&やましたりなツーマン」路上ライブ scene2『優利香Presents ABCホールまでの盛り上げ企…
#Anly「Loop Around the World”~Track4 / QUARTER TOUR~(#LATW4_QUARTER)」爆裂レポート!(ネタバレ&セトリバレあり) TABLE of CONTENTS 1.Loop Around the World~Track4 / QUARTER TOUR~ 2.Angel Voice as her IDENTITY 3.What is the Meaning of LIV…
『アイデンティティの欠片を求めて〜 Anly 、日本の音楽史上最高超絶大傑作『QUARTER』爆裂レビュー』 Side-A(編) PART1.【ローカルから世界へ】 1. Alive 2.Welcome to my island PART2.【オルタナティブ•ヒップホップ】 3. Do Do Do 4.IDENTITY PART3.【エ…
PART 0. PRESUPPOSITION 2022年10月12日、控えめに言っても日本のポップ・ロック史を塗り替える勢いの超弩級の物凄い傑作が誕生した。 www.youtube.com この、沖縄・伊江島から上京してきて10年に満たないキャリアの25歳のシンガーソングライターが、破格値…
0.地獄のライブ それは人生最悪のライブ観戦だった。 忘れもしない7月16日のとある神戸の生田神社近くのライブハウスでの対バンイベントの事である。*1 はっきり言ってこのコロナ禍という時期ならでは感染対策も事前にあった筈なのに、それらを全く無視した…
『#辻占恋慕』(大野大輔 監督)をオルタナティブ・パンキッシュ・フォーク映画として音楽的に分析する。*1 TABLE of contents 1. ド直球にフォークだけどパンクな作品 2. ライブハウスのリアリティ 3. 「月見ゆべし」から写像されるSSWたち CASE1; Cocco CA…
『全世界のエンタメよ、Re-born(再生)せよ~のん監督『Ribbon』爆裂レビュー』*1 Table of Contents 1.はじめに2. Overview&Comment 3.『Ribbon』を紐解く傑作5選 Scene(1)『花とアリス』(2004)岩井俊二監督 Scene(2);『のぼる小寺さん』(2020)古厩智之監督 …
Ⅰ. 2021年の神曲は間違いなく『girlfriend』 www.youtube.com www.youtube.com いや、この神曲という言葉はすでに多くの人によってもう使い古された言葉だし、やもすれば大袈裟に聞こえてしまう側面もあるので使う際にはある程度の注意が必要なのだが、これ…
☆『偽神』『はじめの夏』『二階のあの子』を貫くものとは? 本当に、この監督の作品とは正に運命の出会いだった。9/25(土)の夕方頃、大阪はスカイビル内にあるミニシアター「シネ・リーブル梅田」3Fにて『oasisネブワース1996』を観に行った所、当初9/26に1…
【ネブワース1996(2021)】予め断っておくが本作は1996年におけるネブワースでの模様2日間を丸ごと収録した、いわばLIVE体感型music video映画ではない。というよりも、この計25万人にも上る当時参加したファンダム、いわば「歴史の目撃者」達の証言も挿入す…
1.はるかりまあこ『TERMINAL』MVの見所 今年2021年様々なアーティストが様々な形でミュージックビデオを発表しているが、その中でも特に目を引いたというか、最も気に入ってると言っても差し支えないのがこちら「はるかりまあこ」の『TERMINAL』のMVである。…
「“うた”はブログであるとか、写真であるとか、色んな媒体があるけど、今の私の気持ちが真空パックされると思う。今から歳をとって、何十年か後に自分の歌を聴いてどう思うのだろう。それがとても楽しみです。」ーSaika(2021/6/21) 1.名曲『むらさき』爆誕!…
0.初めに 前回の「ビッチフェス2020」の記事でも触れた通り、Who the Bitchと言うバンドは、もうハッキリ言うがこのコロナ禍に真っ向から対峙して向かい合って戦い続けてきたもう国内では10本の指に入るぐらいと言って良い稀有なバンドだ思う。何せミュージ…
1. What is "ビッチフェス2020"? その時、他の出演者のみならず、スタッフも、配信を見ているオーディエンスの誰もがこれまでのフェスさながらの開放的なムードから、ハッと我に返ったように息を飲むように彼女の表情を見つめていた事だろう。そう、この配信…
1.今年に入ってダメなライブ何本目... 一曲目『音楽やめたい』の最初のフレーズが、元々の意味から別のニュアンスで解き放たれた瞬間、ここ2ヶ月間存在していた蟠(わだかま)りが徐々に音を立てて崩壊していくのを感じた。 そう、あの「ライブ」が帰ってき…
0. コロナ禍におけるライブ事情あれこれ ここ最近のコロナウイルスによるライブイベントが軒並み中止になったり、マスコミにおけるライブハウスバッシングがもう目に余るほど凄まじいことになっている。別にコロナウィルス自体はライブハウス自体から発症し…
0.歴史的名盤とは 唐突だけど「歴史的な名盤」の基準って一体何なんだろうか? いや、こういう風に大それた命題を掲げてみたものの多分話はそう単純でなものではないだろう。例えば、シングルヒット曲を数多く放ったアーティストがそれらの曲を軸として、残…
0. SSWたちのリアル 今現在、住んでいる関西地域において、トータルすると一体幾つのSSWやバンド、アーティストなどの集う所謂「フェス」なるものが存在しているのだろうか? 例えば、神戸のトアロード・アコースティック・フェスティバル、ミナミホイール、…
0. はじめに... いつしかSNS、ことtwitterってなんてカッチリと礼儀正しくせねばならぬものになったのだろうって最近よく疑問に思う。本来twitterって「極端な誹謗中傷や、法に触れたりとや余程のことがない限りは、ちょっとハメはずしても何を言っても寛容…
Scene1~11/23以前 オルタナティブ・女性二人組ロックバンドである、ハルカトミユキは5月末にベストアルバムをリリースして以来、それをフィーチャーしたツアーをバンド形態、とoriginという二人形態との二種類のライブを行なってきた。 そして11/23(土)に、…
0. ハルカトユウ、運命の共演 そう、10/17(木)ほど関西圏と関東圏との間に歴然と立ちはだかる高いThe Wall(壁)を感じ、嫉妬した事はない。何せ個人的に、非常に興味深い歴史的なライブが東京で開催されていたのだから。 ユウ(チリヌルヲワカ)とハルカ(ハルカ…
「なぜ #Anly のライブはこれほどまでに刺さるのか(決定版) 」 Case 0 初めに Case1『FIRE』 Case2『MANUAL』 Case3『Do Do Do』from "Loop Around The World" Case4『Venus』4年間のもたらす "進化" ❶『Venus』2017 early loop pedal ver. ❷『Venus』2018…