2021-01-01から1年間の記事一覧
S-igen企画(吉田彩花)がこの世界に放つオルタナティブパンク 『悲劇のアルレッキーノ』爆裂レビュー Table of CONTENTS 1. preposition~エンタメとは何か? 2. Story&Cast of『悲劇のアルレッキーノ』 3. Focus of『悲劇のアルレッキーノ』(A)狂気から共鳴、…
映画『ひとくず』ディレクターズカット版、爆速レビュー! Table of CONTENTS 1. Three Types of『ひとくず』 2. ひとくずDC版、その全貌 SCENE1~カレー&チョコレートの真実 SCENE2〜コンビニだったという真実 SCENE3〜クマがコマネチでママは綺麗だという…
Ⅰ.『サマーフィルムにのって』レビュー 「スクリーンは過去と今とを繋ぐ。そして私はこの映画を未来へ繋げたい。」そんな思いを胸に勝新マニアの女子高生が仲間達を集め、時代劇を撮ろうと奮闘するまで、という展開を予想していたら、更なる異次元へとぶっ飛…
2021年の最強の殺し屋『#ベイビーわるきゅーれ』爆裂レビュー! TABLE of CONTENTS Ⅰ. 2021年のインディー映画代表作とは? Ⅱ. 『ベイビーわるきゅーれ』を5回観賞後の記録Ⅲ. 映画史上最も憎めないヴィランとは? Ⅳ. 「ヴィラン」の定義 The origin of Villa…
Ⅰ. 2021年の神曲は間違いなく『girlfriend』 www.youtube.com www.youtube.com いや、この神曲という言葉はすでに多くの人によってもう使い古された言葉だし、やもすれば大袈裟に聞こえてしまう側面もあるので使う際にはある程度の注意が必要なのだが、これ…
☆『偽神』『はじめの夏』『二階のあの子』を貫くものとは? 本当に、この監督の作品とは正に運命の出会いだった。9/25(土)の夕方頃、大阪はスカイビル内にあるミニシアター「シネ・リーブル梅田」3Fにて『oasisネブワース1996』を観に行った所、当初9/26に1…
【ネブワース1996(2021)】予め断っておくが本作は1996年におけるネブワースでの模様2日間を丸ごと収録した、いわばLIVE体感型music video映画ではない。というよりも、この計25万人にも上る当時参加したファンダム、いわば「歴史の目撃者」達の証言も挿入す…
Ⅰ.11回の劇場鑑賞の果てに 2020年、全宇宙で唯一立ち上がったこのヒーローに敬意を表してこう言おう。柔軟性と強靭性とを兼ね備えたヒーローが教えてくれた「真実の定義」にここまで打ち震え号泣する程に感動させられようとは思わなかった。具体的に言えばIM…
1.はるかりまあこ『TERMINAL』MVの見所 今年2021年様々なアーティストが様々な形でミュージックビデオを発表しているが、その中でも特に目を引いたというか、最も気に入ってると言っても差し支えないのがこちら「はるかりまあこ」の『TERMINAL』のMVである。…
「“うた”はブログであるとか、写真であるとか、色んな媒体があるけど、今の私の気持ちが真空パックされると思う。今から歳をとって、何十年か後に自分の歌を聴いてどう思うのだろう。それがとても楽しみです。」ーSaika(2021/6/21) 1.名曲『むらさき』爆誕!…
0. はじめに まさかの不意打ち。それは、大阪は日本橋にある小さな劇場インディペンデント・シアター1stでの空晴主催による『ふたり静かに』三回目の鑑賞時、本編終演後の一言挨拶の時に起こった。 *1 ついぞ、さっきまで70分ほど舞台上で「静か」を演じた演…
【抜き刷り記事】 What is the "LIVE HOUSE", "BAND" and "Music"?? 本稿では「ライブハウス・バンド・音楽」という3点のプリミティブな議題に立ち向かって音楽のもたらすステイタスについてさらに考察していきたい。 Case(1);ライブハウスとは? まずはラ…
さて、前回の記事にて映画「ひとくず 」の13000字以上にのぼるレビューを執筆した。 去年(2020年)の11月の公開以来、もう半年以上もの間舞台挨拶を敢行してその努力が実ってとうとう2月には初のシネコン舞台上映までにたどり着き、ここ最近はあの日本映画…
1. 映画『ひとくず 』〜概観とレビューの狭間で 気に入った映画は何度でもリピートしたいものだ。これは映画好きなら誰しも経験のあることだろう。私の場合2度目以降はストーリーやネタ云々は既に頭の中に入っているので、むしろ自分の好きな場面、気に入っ…
1. Overview Of 『スーパーミキンコリニスタ』 ここ最近劇場で観た映画作品をざっとあげるとロングランの社会派傑作『ひとくず 』や、伝説のSF『平成ガメラ3部作』だとか、あの緻密な世界観の話題作『JUNKHEAD』であるとか、少し前のハリウッド超大作『Wond…
1.吉田彩花 (Saika)と音楽 思えば、私にとって、吉田彩花の周りには常に「音楽」が存在しているように思う。まぁ私もここ2年ぐらいなのでそれほど長く彼女を認知しているわけではないが、個人的に知っている範囲で言えば、前の記事でも触れているように2年前…
0.東京弾丸ツアー、ふたたび 1月10日の日曜日、今の時刻は18:00。 いよいよ、明日か。 もう今後の人生で、これほどまでに行くか行かないか最後の最後まで迷ったこの「旅」はこの先恐らくないだろうってくらいまで未だに迷っていた。確かに、明日の夕方には…