映画全般
松本大樹 監督七転び八起きの大傑作 #極道系Vチューバー達磨 完全ネタバレ・レビュー Ⅰ.First Perspective Ⅱ.Some Points I noticed Ⅲ.達磨again Focus①.海道力也(as vチューバー達磨) Focus②. 鈴木まゆ(as 梶原メイ役) Ⅳ.Further&Future Perspectives Ⅰ.Fi…
「好き」に勝るものはない〜『#さかなのこ』( #のん(能年玲奈) 主演、#沖田修一 監督)爆裂ネタバレレビュー *1 1. OVERVIEW 2.Two Aspects 3.Focus A.キャラクター・作品論 B.演劇論 4.MUSIC 1.OVERVIEW 本ブログ記事は、のん主演・沖田修一 監督による今年…
0.地獄のライブ それは人生最悪のライブ観戦だった。 忘れもしない7月16日のとある神戸の生田神社近くのライブハウスでの対バンイベントの事である。*1 はっきり言ってこのコロナ禍という時期ならでは感染対策も事前にあった筈なのに、それらを全く無視した…
『#辻占恋慕』(大野大輔 監督)をオルタナティブ・パンキッシュ・フォーク映画として音楽的に分析する。*1 TABLE of contents 1. ド直球にフォークだけどパンクな作品 2. ライブハウスのリアリティ 3. 「月見ゆべし」から写像されるSSWたち CASE1; Cocco CA…
「答えは風に吹かれている」と言われればそれまでだが本作はあまりにも答えのない風に吹かれすぎた印象。 0.preface公開1週間経って今も尚、SNSのタイムライン上で大絶賛の声が止まない。昨日(3/8)平日の18時という中途半端な時間にもかかわらず、テアトル梅…
昭和の質感そのままに、令和風にアップデートされて "帰ってきた" ウルトラマン〜「#シンウルトラマン」速報レビュー 1.inspiration 冒頭10分ほどで、邦画界、こと日本アカデミー賞界隈やテレビでよく見る「いつメン」のキャスト陣がまるで洋画の吹替のよう…
物語とは終わるものではなく、自らの手で終わらせる強さを持つ事ではないか?本作はそんなことをふと思いながら鑑賞した現代版「不思議の国のアリス」なのかもしれない。⬛ 映画『アリスの住人』(澤 佳一郎監督)爆裂レビュー〜その物語を終わらせるその強さ…
『全世界のエンタメよ、Re-born(再生)せよ~のん監督『Ribbon』爆裂レビュー』*1 Table of Contents 1.はじめに2. Overview&Comment 3.『Ribbon』を紐解く傑作5選 Scene(1)『花とアリス』(2004)岩井俊二監督 Scene(2);『のぼる小寺さん』(2020)古厩智之監督 …
映画『ひとくず』ディレクターズカット版、爆速レビュー! Table of CONTENTS 1. Three Types of『ひとくず』 2. ひとくずDC版、その全貌 SCENE1~カレー&チョコレートの真実 SCENE2〜コンビニだったという真実 SCENE3〜クマがコマネチでママは綺麗だという…
Ⅰ.『サマーフィルムにのって』レビュー 「スクリーンは過去と今とを繋ぐ。そして私はこの映画を未来へ繋げたい。」そんな思いを胸に勝新マニアの女子高生が仲間達を集め、時代劇を撮ろうと奮闘するまで、という展開を予想していたら、更なる異次元へとぶっ飛…
2021年の最強の殺し屋『#ベイビーわるきゅーれ』爆裂レビュー! TABLE of CONTENTS Ⅰ. 2021年のインディー映画代表作とは? Ⅱ. 『ベイビーわるきゅーれ』を5回観賞後の記録Ⅲ. 映画史上最も憎めないヴィランとは? Ⅳ. 「ヴィラン」の定義 The origin of Villa…
☆『偽神』『はじめの夏』『二階のあの子』を貫くものとは? 本当に、この監督の作品とは正に運命の出会いだった。9/25(土)の夕方頃、大阪はスカイビル内にあるミニシアター「シネ・リーブル梅田」3Fにて『oasisネブワース1996』を観に行った所、当初9/26に1…
【ネブワース1996(2021)】予め断っておくが本作は1996年におけるネブワースでの模様2日間を丸ごと収録した、いわばLIVE体感型music video映画ではない。というよりも、この計25万人にも上る当時参加したファンダム、いわば「歴史の目撃者」達の証言も挿入す…
Ⅰ.11回の劇場鑑賞の果てに 2020年、全宇宙で唯一立ち上がったこのヒーローに敬意を表してこう言おう。柔軟性と強靭性とを兼ね備えたヒーローが教えてくれた「真実の定義」にここまで打ち震え号泣する程に感動させられようとは思わなかった。具体的に言えばIM…
さて、前回の記事にて映画「ひとくず 」の13000字以上にのぼるレビューを執筆した。 去年(2020年)の11月の公開以来、もう半年以上もの間舞台挨拶を敢行してその努力が実ってとうとう2月には初のシネコン舞台上映までにたどり着き、ここ最近はあの日本映画…
1. 映画『ひとくず 』〜概観とレビューの狭間で 気に入った映画は何度でもリピートしたいものだ。これは映画好きなら誰しも経験のあることだろう。私の場合2度目以降はストーリーやネタ云々は既に頭の中に入っているので、むしろ自分の好きな場面、気に入っ…
1. Overview Of 『スーパーミキンコリニスタ』 ここ最近劇場で観た映画作品をざっとあげるとロングランの社会派傑作『ひとくず 』や、伝説のSF『平成ガメラ3部作』だとか、あの緻密な世界観の話題作『JUNKHEAD』であるとか、少し前のハリウッド超大作『Wond…
1.吉田彩花 (Saika)と音楽 思えば、私にとって、吉田彩花の周りには常に「音楽」が存在しているように思う。まぁ私もここ2年ぐらいなのでそれほど長く彼女を認知しているわけではないが、個人的に知っている範囲で言えば、前の記事でも触れているように2年前…
TABLE OF CONTENTS 1日目; 狂気とトラウマの狭間で 2日目;『スペシャルアクターズ』との相補分布性 3日目; 衝撃のラストシーンを検証する APPENDIX1;上田慎一郎監督登壇イベントにて APPENDIX2;過去記事含む関連レビュー集 1日目; 狂気とトラウマの狭間で 20…
0.その映画の名は ある日、行きつけの美容院で、よく映画や音楽の話の趣味がこれでもかとばかり話が合うのでいつの間にか飲み友達ともなってしまった近所の美容師(男)に髪を切ってもらっていた時の出来事だ。当然そこでの話は「最近何か面白い映画を観たか…
物 0. 約4ヶ月ぶりの映画館 このコロナ禍において、最後に映画を観に行ったのっていつだったろう? 個人的にはもうずっと前の真冬の最中ぐらいかと思ってたが、これが意外と中途半端に昔(笑)4月4日のパンクバンドThe Clashなどを題材としたドキュメンタリー…
0. 3週間ぶりのシネマ・ロサ つくづく2018年の夏あたりから大ブレイクを果たした上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』の出現は革命だったんだな、と思う。あの作品が我々にもたらした効果は、「一つの映画作品の構成の妙を堪能する。」という映画自体の内容…