僕らは日々生きていて圧倒的に腹が減っている。
塩や醤油や豚骨や味噌と味を変え、麺を啜り具をむさぼりながら生き永らえている。
そんな食の根源である衝動のマグマをストレートにぶつけ、空腹の導火線に火を灯す「ラーメン」があるから生きていけるのだ。
ーネノメタル(2024)
長年SNS(てかほぼほぼTwitter(X)の事なんだけど)をやってるとある不思議な現象に出くわす事がある。
その第一位に君臨する現象が【「Twitter(X)を金輪際一切やめます」とかわざわざ宣言する人に限って100%の確率で戻ってくるし、逆に全くやめるだなんだ前触れが全くない人に限ってパタっといなくなるあの謎現象】である。
いや、でも「謎」とは言ったものの前者はなんとなく事情的に理解できる気がする。要するにその人の心理構造はズバリ「かまってちゃん」で「え?なんでやめるの?」「寂しいです、続けて下さい。」などのリアクションがあるかどうか確認したいだけの事。これを例えれば恋人同士の愛情確認的なやつ?に近いものだろうがそう考えると心底ややこしい&めんどくさい&鬱陶しくなってくる。しかもこういうことやってんのって自分の身の回りの経験上別にティーンエイジャーの若い女の子とかじゃなくて結構な年季の入ったいわゆる「おっさん」や「おばさん」らが拗らせてるんだからますますタチが悪いのだ。
で、私などは元々性格が悪いので(☠️)その種の「拗らせBBA」や「かまってGGI」らの無駄に濃い情念と加齢を帯びた腐臭を帯びて放たれる「辞める辞める詐欺ツイート」に対峙した時大抵「ふーん、じゃさっさとやめりゃ良いじゃんかよ w」かなんか密かに思ってサッと蓋をして当然そいつには何のリプライもせず、早よやめんかい、てな感じでいつ辞めるのかほくそ笑んでワクワクしてたりするんだけど(☠️)世の中には博愛主義の優しい優しい世界の人々がいるもので「え、〇〇さんのツイート大好きなのに、やめないでください!」「△△さんがTLにいないと寂しいです!」と引き止める輩も数名は必ず一定数いるものである。
てか、まあそういう人の存在ってかそういう現象自体も個人的には大いに謎なんですけど....。
でもあれそういう引き止める種の人がいなかったら一体どうなるんだろう?とか思ったりもするが「拗らせBBA」や「かまってGGI」等は当然「大丈夫」なのだ。*1そう言う場合「〇日間Twitterから離れてみて思い直した結果、寂しいのでやっぱり戻ってくる事にします。」とか(誰も聞いてねえのに)自己完結してケロッと復活したりしてたりするものだ。
もう結論としては「勝手にやっとれ、もう知らねえよ w」というのが前者の件だが、今回本記事を書くことになった最大の謎は後者の「前触れなく消滅するパターン」である。これは本当にSNS七不思議であると断定しても良いので、ここでこの件について無謀にも真剣に考察し、決着を付けてみようと思う。(注:あ、ここでは消滅するアカウントの人は「今現在、「生命体として生きている人」の運営しているアカウント」のみを対象とみなします。)
正にこれは90sを代表するサブカル漫画家である岡崎京子の『リバーズエッジ』での有名なフレーズではないが
そんな都合の良いものなどあるのだろうか?
……………..実はあります!
なんの当たり障りもなく誰からも詮索されず極めて自然でふわっとTwitter復活できる唯一の手段があるのです。
そう!ズバリ「ラーメンにまつわるツイート」である。
それはもう店舗で食ったものであろうがカップ麺だろうが何でもいい。
あとそれが究極うまかろうが不味かろうが豚骨だろうが味噌だろうが塩だろうがどうでも良いのだ。
もうテーマが「ラーメン」であれば何でもいいじゃないか。
そうだ、みんな口々に「ラーメン」と発してみよう。
「ラーメン」「らーめん」「らうめん」「らう麺」「らぁめん」「Ramen」「拉麺」「🍜」....
そう、この言葉を発した時の響きの持つ平和さや牧歌的なニュアンスは異常であることに気づくだろう。
もうこれほどまでにキャッチーなのに自然でしかも当たり障りのないテーマのツイートが他にあろうか?
これが高そうなフレンチとか叙々苑の焼肉とか銀座の寿司屋だとわざとらしさってかあざとさが出てしまいそうだし、かといって他のB級グルメである「カレー」や「うどん」や「そば」や「たこ焼き」「お好み焼き」などだと「なんか違う」のだ。ここはもう絶対「ラーメン」!!「ラーメン」が絶妙なのだ。
ここで我がTwitterアカウントからラーメンにまつわるポストを10ポストほど県名別に羅列してみよう。
実例①;東京・中野編
#菜華(さいか)
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年12月29日
中華そば(醤油味)をセレクトしたがこれは良い!
一見昔ながらの中華そばって感じだが煮干しが効いててちゃんと今のラーメンになっている。
ってそれって昭和歌謡のようで実は令和の歌になっているSaika『瑠璃色』の印象と同じじゃん、奇跡の一致な運命の一杯🍜https://t.co/9rwaxHBZb4 https://t.co/WHXsPatZ3C pic.twitter.com/beM65Hfi3f
実例②;東京・下北沢編
#らあめん花月嵐 小田急下北沢駅出てすぐのとこ。
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年6月6日
豚しゃぶが醤油ラーメンに大々的にトッピングされ、ラーメンというよりちゃんぽん亭総本家にある「豚そば」に近い印象。それはともかく細麺の茹で方が硬めで個人的に多いにツボった。「豚から揚げ」もオーダーしたがこちらは至ってフツーw
リピあり🍜 pic.twitter.com/RGcL3ET6vx
実例③;東京・吉祥寺編
東京旅行最終日に食べた吉祥寺駅向かい付近の地下にひっそりと営業している【貝出汁中華そば「竹祥」】で「塩そば」を注文🍜
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年3月28日
蛤やアサリをベースにした貝出汁の澄んだスープが五臓六腑に染み渡りツルツルした麺とも相性抜群。
サイドメニューの貝めしにも貝の身がぎっしり🐚#らーじお#ふらっと箸置き pic.twitter.com/OFddW02eYk
実例④;名古屋編
#にぼしらーめん88
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年2月12日
これぞ新境地!
これでもかってくらい怒涛の煮干しをフィーチャーした【煮干しポタージュ】に豚骨ラーメンに顕著な極細麺とが融合した「ラーメンの一種」というより「新ジャンル」とでも称すべき奥深い味わい。
サイドの台湾風挽肉ご飯との相性も良い🍜#らーじお#ふらっと箸置き pic.twitter.com/sjJyEs3HaX
実例⑤;金沢編
昨日Anlyリリイベ前に食った #らーめん侍 の【甘海老豚骨ラーメン】&肉めしのセット。
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年11月5日
豚骨で替え玉のオプションもありつつ博多ラーメン風のメニューもあったがスープが甘エビ独特の甘味を帯びていてまろやかな味わい。インパクトを求めずに素材を生かすのが金沢風なのかも。#らーじお#とんこつbot pic.twitter.com/To2DNMuzXs
実例⑥;京都編
#天下一品推し飯
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2022年8月9日
「推し飯」も何も一昨日初めて入った店だが(笑)、チューリップ唐揚げセット@京都三条大橋店
こってりラーメンより5分ほど遅れて出てきたのも納得の揚げたてアツアツの唐揚げが最高最強。
唐揚げの味付けが濃いので🍜はあっさりの方が合うかも#ふらっと箸置き#らーじお#とんこつbot https://t.co/bQoOgsVQhC pic.twitter.com/B8O5J7yqbX
実例⑦;兵庫・西宮編
JR西宮駅近く#ラーメンの郷あまのじゃく
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年5月23日
豚骨もあったがサッパリ系を欲してたので醤油に十条ネギトッピングをセレクト!
これが硬めに茹でた超極細麺との相性が良すぎて溺死寸前の美味さ!
シンプルながらもラーメンの真髄を見た思い。
これはリピあり🍜#ふらっと箸置き#らーじお@ra_menamanojaku pic.twitter.com/B9hk1kl0sP
実例⑧;福岡・北九州編
麺の茹で加減、スープのまろやかさ、焼豚のあり方、全てにおいて超絶最高傑作の豚骨ラーメンはどこかと問われれば私はこう答えるだろう。
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2023年9月8日
「小倉南区から裏門司への中間地点に位置する #豚のむら へ行け。」と。炒飯の塩加減もこれまた最高。ここは豚骨🍜の聖地である。#トンコツbot#ふらっと箸置き https://t.co/JkbBckNs1q pic.twitter.com/H13HDg8z76
実例⑨;カップ麺・感想がポジティブ編
九州の誇り「サンポー焼豚ラーメン」と博多名店「秀ちゃん」とのコラボカップ麺🍜
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2021年2月4日
まず袋を開けてまるで美しい南国の砂浜のようなスープの粉のキメの細かさとそれをお湯に戻した時のスープのクリーミーっぷりは最早インスタントレベルを軽く凌駕している。#トンコツbot#ふらっと箸置き#ネノメンダコ pic.twitter.com/Smt4T58nZq
実例⑩;カップ麺・感想がめっちゃポジティブ編
#寿がきや のカップ麺は麺もスープも本格趣向で、結構クオリティが高いのだがこの『鳥取ゴールド』はめちゃくちゃ美味かった。
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2021年4月20日
麺のモチモチ感は言わずもがなだが付属の胡椒が過剰すぎずコクと香りを演出してて、とにかくスープが最高なのだ!
これは全インスタント界最高傑作かも🍜#ふらっと箸置き pic.twitter.com/bTjdrGZmVp
実例11;カップ麺・感想がネガティブ編
むしろツイートするが、このカップ麺シャレにならない位マズかった。
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2021年7月8日
多分カップ麺史上ワースト1。パッケージにはスープのコク云々書いてるがウソ。コクのコの字もないスープと妙に太い麺とが一切全く馴染むことなく「これ何食ってんだ?」と疑問抱えたまま食べた。大事な事だから2回言う。マズイです pic.twitter.com/ArB4ZS9sIS
例外;生産自体を辞めてしまったラーメン、いや、らあめん
ほら、ね。全国に散りばめられたこのラーメンの光景の凄みよ!!正に『#孤独のグルメ season6』10話での五郎さんのセリフを一部もじると
うまいラーメンはどうやって食っても上手い
薔薇の花がどこで咲いても美しいように
とでも言わんばかりの正にエヴァーグリーンな光景がそこにあるではないか。余談だけど、このセリフの元ネタはラーメンの部分はアジ・フライなんですが、原作者・久住昌之氏が「ふらっとQusumi」のコーナーでラーメンを食べるからよしとしよう。
【朗報】
— ネノメタル𒅒Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) 2024年1月1日
超絶名言キタ🐟
「美味いアジフライはどうやって食っても美味い、バラの花がどこで咲いても美しいように。」#井之頭五郎
(from『#孤独のグルメ 6』「千葉県富津市金谷のアジフライ定食」)
BGMはスクリーントーンズ超絶大名曲『リアスの海』!!!!
最高最強!!!https://t.co/bQObTxkJSL pic.twitter.com/dBluxMicj0
で、今日の結論
「Twitter(X)を休みたいけど浮上する時期を逃しそう。」
という人へ、
休みたい時は休めば良い。
もし、浮上時期に迷うならは格好のネタがあるでは無いか。
当たり障りもなく、キャッチーでさりげなく復活できるネタが...
そんな時にこそのラーメンツイートなんですよ、とか言って既に前者タイプの「拗らせBBA」や「かまってGGI」 らがTwitter(X)の復活に常套句として既に使いまくってたりして🍥
てな訳でSNSもラーメンも気まぐれにいきやしょう!っていう事で「胃袋にとんこつラーメン♪」というフレーズが印象的なSaika氏のこの『気まぐれ』で締めくくりたいと思います🍜
*1:ふとGGIの文字みて思ったけど某スーパーの毎月15日は55歳以上のお客さまがおトクな「G.G感謝デー」て絶対「ジジイ」と「GG」かけてるよな。よく苦情出ないよな。
*2:ラーメンをはじめいろんなグルメ系の話題を書き連ねた過去記事はこちら。nenometal.hatenablog.com